強相関電子系物質の物性研究

複合極限下の物性測定装置を使ってさまざまな強相関電子系物質の物性の研究を行っています。おおまかに分けると以下のようになります。

• 有機分子磁性材料の磁性と光学特性
  • 不均化TCNQ錯体→透明磁石、人工金属
• 擬一次元Pt-X錯体のソリトン・ポーラロン
  • 導電性ポリマーと同じ電子プロセスの視覚化→光のみで書き込みと読み取りのできる高密度メモリー
• 希薄磁性半導体の巨大磁気光効果
  • Cd_1-xMn_xSe、Cd_1-xCo_xSe→光通信用光アイソレーター
• 希土類またはアクチノイド化合物金属の伝導と磁性
  • −重い電子系−
    CeInCu₂、CePtSi₂、CeAl₃、CeCu₆、CeSb₂、SmS、URu₂Si₂、UGe₂、…→BCS理論によらない新しいメカニズムの超伝導